STC Associate認定試験の概要と、勉強方法をご紹介します。
STC Associateとは?
STC Associateは、CISTECが開催している安全保障輸出管理の認定試験です。
外為法のリスト規制、キャッチオール規制の理解度を測る試験という事になります。
このSTC Associateは基礎レベル、これ以外にSTC Advanced、STC Expertがあり、レベル別に全部で3種類あります。
基礎レベル STC Associate
中級レベル STC Advanced
上級レベル STC Expert
STC Associateは基礎レベルの試験なので、割と攻略しやすい試験かと思います。
ちなみにCISTECとは、輸出管理について相談できる(有料)、一般財団法人です。
該非判定のサポートサービスや、企業の輸出管理教育サポートも行なっています。
STC Associateを受験するメリット
- 外為法の輸出管理に詳しくなる
- 取引審査ができるようになる
- 転職に有利
最近では求人要項に、あったらいい資格として記載されている事がありますね。
輸出企業で働くのであれば、持っておいて損はないかと思います。
ニッチな知識なので、重宝される事間違い無いです。
大企業やAEO輸出者になると、輸出管理部門が設置されている場合もあり、その部門で働く方はMUSTで知っていなければならない知識です。 ニーズは高いでしょう。
そのような部門が設置されていない輸出企業でも、輸出管理はMUSTで行わなければならないので、詳しい方がいると安心ですね。
試験について
実施回数
年に3回は開催されている感じです。
コロナ禍では開催場所が限られたり、開催を中止したりしていました。
CISTECのホームページから申し込みが出来ます。
受験地
東京、大阪、名古屋
(博多で開催される場合もあり)
出題形式
⭕️❌問題が25問、マークシート方式
合格基準
だいたい18〜20問正解が合格ラインでしょう。
出題内容により、合格ラインが変わるようです。
試験時間
45分
基礎をしっかり叩き込めば、45分は十分な時間です。
私が受験したときは、問題を解き終えた方から途中退場できたので、
20分を過ぎたあたりからパラパラと退席する方がいました。
問題用紙は持ち帰りOK、回答用紙を席に置いて退席します。
私は以前ある試験で回答用紙を持ち帰ってしまったことがあります。
回答用紙は持ち帰らないように注意しましょう!
受験料
5300円
CISTECのウェブサイトで申し込みをして、試験を受けた後に請求書が郵送で送られてくるパターンでした。
つまり、試験を受けた後に受験料の支払いします。
心配かもしれませんが、これがこの試験のデフォルトらしいです。
請求書が届いたら、そこに記載の口座に振り込みをします。
忘れないようにしましょう。
勉強方法
STC Associateテキスト問題集を読み、ひたすら過去問を解いて対策しました。
勉強に費やした時間は約1ヶ月。
過去問を解いて、25問中、22点獲得できていればOKだと思います。
当日の試験は、解けない問題が2、3問あるのは当たり前と思って挑みました。
時間も十分にあったので、マークミスがないか念入りに見直ししました。
以上、STC Associateの概要でした。
リスト規制とキャッチオール規制の理解度を測る試験です。
開催頻度が高く、⭕️❌形式で攻略しやすい試験です。
輸出企業では重宝される知識なので、とっておいて損はないかと思います。