輸出管理レジームの参加状況によるグループ分けとグループ別の特徴を説明します。
輸出管理レジームとグループ分け
輸出管理レジームに参加していると、輸出管理優良国という箔がつきます。
参加国は輸出管理レジームで取り決めた内容を、各国の法律に落とし込んで、輸出管理をしっかりと行っている、ということです。
輸出管理レジームは4つありますが、全ての国が全てのレジームに参加している訳ではないのです。
ということで、日本では他国のレジーム参加状況に応じてクラス分けをしています。
グループA
グループB
グループC
グループD
以上の4グループに分けて、管理をしています。
グループAが優良国です。
それでは順にグループメンバー国を紹介します。
グループA
輸出管理の優良国です。
キャッチオール規制が免除される国です。
グループB
一定の条件条件を満たす国とされています。
グループC
グループA、B、D以外の国
グループD
懸念国、国連武器禁輸国とされています。
リスト規制該当貨物や技術を輸出する場合、経済産業大臣の許可取得は難しいと言えるでしょう。
このような形で日本は輸出先国をクラス分けしています。
輸出管理レジームに参加していない国は、取引先相手として相応しくないでしょう。