リスト規制とその確認方法をご紹介します。
リスト規制とは？
輸出管理レジームで取り決めたアイテムや技術は、大量破壊兵器や武器に関連する貨物や技術です。
これをリスト化して、規制しているのがリスト規制です。
リスト規制に該当するモノや技術は該当品や該当技術と呼ばれていたりしています。
それらを輸出する場合、経済産業大臣の輸出許可が必要です。
申請して、大量破壊兵器や武器に転用されないことが確認できたら許可証が発行されます。
該当品や該当技術をうっかり無許可で輸出すると、罰金や罰則がありますので、輸出をする前に、リスト規制該当であるか否かをしっかり確認しましょう。
該当でなければそのまま輸出、該当であれば経産省に輸出許可の申請をします。
輸出しようとしているモノや技術が、リスト規制に該当するかの確認は、該非判定書を入手して確認します。
リスト規制に該当するか否かが記載されている証明書です。
該非判定書は、モノを輸出する場合、輸出通関の際にも必要な書類となっていますね。
リスト規制の確認方法
該非判定書を入手する
まず、購入品であれば、購入先に相談しましょう。
大抵の場合、この方法で該非判定書が入手できます。
購入先に用意がない、発行してくれない場合もあります。
その場合は、自分で作成しなければなりません。
法務部や輸出管理部門に相談しましょう。
そのような部署がない場合は、外為法の輸出令別表第１や外為令別表をみて作成することになります。
外為法の「輸出令別表第１」と「外為令別表」は、輸出管理レジームで規制されているモノや技術をリスト化した表です。
この表に記載されているモノや技術であれば、リスト規制に該当というわけです。
作成方法や判定方法がわからない、という場合は経産省やCISTECに相談しましょう。
